古団地リノベーション

団地の一室を設計者自身の自宅兼仕事場として改装。古い建物の良さや団地の雰囲気を損なわないことを心掛けた。間取りはそのままに外壁断熱、防振二重床といった基本的機能向上を図り、2部屋の和室と押入、天袋もそのまま残している。木、コンクリート、タイル、和紙、織物クロス、リネンカーテンなどによって素材感の豊かな空間を構成。
すべてを新しくきれいに仕上げなかったことにより、設計者夫婦にゆかりのある中国、イギリス、そして日本の古い家具や手持ちの照明器具も違和感なく馴染んでいる。2つある和室のうちの一室には織部床を設けると共に防音仕様とすることで多目的な使用を実現している。

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古団地リノベーション
竣工
2023年4月
所在地
京都市
用途
住宅
延床面積
63m²
photo
梅田彩華