雲南省大理

2024年11月30日から中国のビザ免除措置が再開された。そこで年末年始に中国雲南省へ旅行してきた。出張で中国を訪れることは時々あったが、純粋観光としては18年ぶり。主に雲南省の大理(Dali)や麗江(Lijiang)の古鎮を訪ね歩いた。中国には古鎮(Guzhen)とよばれる趣のある古い町並みが全国各地に結構たくさん残っている。映画「ミッション・インポシブル3」のロケ地として使われた西塘(Xitang)などが有名。
18年前の中国旅行では紹興、鳥鎮、南尋、西塘などの古鎮を巡った。その時と比べると大理や麗江の古鎮は規模が大きく商業化がかなり進んでいる。
大理市は少数民族の白族(baizuぺー族)自治州の首都。白族は白色を尊び自らを白い人と呼ぶ。古い建物だけでなく現代住宅の壁もほぼ白一色。大理はかつて大理国が存在した場所でもある。僕の好きな中国の国民的作家金庸(JinYong)の小説「天龍八部」に大理国が登場することもあり、いつか訪れたいと思っていた。ただ当時の面影を残すのは崇聖寺三塔のみ。同じレンガ造の西安の大雁塔と似た形式だと思うが、3つの仏塔が並ぶシルエットはとても印象的。
大理古城内には古い建物はあまり残っていないそうだが、早朝散歩したときの山々を背景にした町並みはとても美しかった。
ホテルの送迎をしてくれた運転手さんに連れて行ってもらった大理市の少し北に位置する古い邸宅を改装した扎染博物館(しぼり染め博物館)が思いのほか良かった。